私だけのヒーロー

ピーンポーン♪


『はーい。どなたですか?』


「博樹くんの知り合いの立花 凪咲です。お見舞いに来ました。」



『はーい。少々お待ちくださーい。』


隣を見ると直華はそわそわと落ち着きがなかった。



「大丈夫だから、直華。」


「うん。」



――ガチャ――


「どうぞ~。お上がりください。」


「はい。ではお言葉に甘えて。」



そう言って私と直華は家にはいった。