私だけのヒーロー

「あ、あのー櫻木くん!」


「何?」



ん?どうしたんだろ?



「このノート。ありがとう!返しにきたよ。」



「ああ、わかった。また借りたいときは言えよ。」


「うん!」


そう言って愛斗に喋りかけた男子はどっかにいった。



「ねえ、愛斗。今の誰?」



「ん。ああ、友達。ノート貸してたんだよ。」



「ふーん。」


「妬いた?」


「妬いてないわ!」

バシッ…


「イテテテテッ」