私だけのヒーロー

「はいはい。まあ、あの女は親父の金使いまくったんだよ。生きてる間も、死んでからも。」




「親父が死んでからは酒癖も悪くなって



...背中見てみ。」




そう言って櫻木君が制服を脱いだ。


「タバコの跡、あるだろ。」




「..う...ん」




本当に背中に数個の傷跡があった。




声が震えた。



怖かった。




本とかでそういう系読んだことあるけど



実際、ホントにみると怖いんだ。