「…木下、森内!? いや、これは違っ…」 「「失礼しやしたっ!」」 遥希くんが何か言おうとしていたが、私たちの耳には全く届いておらず… 私となつは廊下に出て、5組の教室の扉をピシャリとしめたのだった。 「「………。」」 しばらく沈黙が続く…。 なんか、あんなの見た後って気まずい。 なつなんて、顔真っ赤になって目がキョロキョロしてるし。 なつは純粋だなぁ。 「おーい2人とも!」 そのとき、聞き飽きたくらい聞いた声がした。