「俺、奏美ちゃんの
バレエが好きなんだ…

詳しくは知らないけど
その役の心を
手の先、足の先まで
大切にしながら
ひとつひとつのパ(技)
をやってのけていくところ
スゴい心引かれた

そして気が付いたら
奏美ちゃんの出る
演目はほとんど全て
観に行ってた…

……って
単なる変態だよな♪
悪い、わる…

え!?

なんで泣いてるの!?」

「うそ!?」

奏美は自分の頬を
触ってみようとしたが
それは黄縞によって
阻まれた