俺と優美のメールの内容を見ていた大輔先生がニヤニヤ笑ってる。 お見通しみたいだ。 しかし、どう返信するべきか… すると、優美から続けてメールが来た。 【ご飯食べ終わったら、疾風の家、行ってもいい?】 思わぬ誘いのメールにテンションが上がった俺は 机に膝をぶつけてしまった。 ドーンっという大きな音に、先生たちの視線が一気に注目する。 「スイマセン…」 地味に痛い膝の痛みに耐えながら頭を下げた。 左には必死に笑をこらえる大輔先生が。 なんとも憎たらしい笑顔だ。