あ...れ...?
あそこにいるのって......。
ふと目に入った男性の姿。そして...。
――――――――っ!!
窓ガラスの向こう、私の視線の先に居たのは...他の誰でもない、課長と綾さん。
ベビーグッズのお店の入口にいる二人の姿。
何で...。
どう...して...。
どうして課長と綾さんが一緒にいるの...?
今日は平日なのに...お昼休みの時間を使って二人でベビー用品を見に来たの?
課長からは何も聞いてない...。
聞いてないよ...?
急速に上がる心拍数。
顔から血の気が引くのが自分でも分かった。
視線を逸らすことが出来ず、そのまま二人を見つめる私。
幸せそうな笑顔でベビー用品を手に取る綾さんと、笑顔こそ見せないものの、綾さんの側に寄り添う課長。
誰から見ても美男美女のお似合いの夫婦の姿がそこにあった。
まさか、こんな所で二人の姿をみることになるなんて思ってもみなかった。
二人に釘付けになる視線。
