青のキセキ

彼の憎悪に満ちた視線が突き刺さる。



刹那、彼が私のお腹を蹴り上げた。




「っ!!やめて!」



でも、彼は止めてくれなかった。



幾度となく、私は彼に蹴られた。





「も...う....やめ....て...」



私は、お腹を庇いながら、彼に懇願する事しか出来なかった。









その時。



「っ痛!!!」




下腹部に激痛が走った。



同時に、太腿を生温いものが伝うのを感じる。



スカートの間から、赤い液体が足を伝うのが見て取れた。