青のキセキ



ある日、斉藤部長から携帯に電話がかかってきた。


本社で行われる会議に出席して欲しいとのこと。


もちろん、二つ返事で了承した。



美空に会えると思うと、仕事中にもかかわらずにやけてしまう。



美空に帰ることを告げようとしたが、不意に美空の驚く顔が見たくなった俺は、部長に企画部のみんなを驚かせたいから俺が帰ることを誰にも言わないでくれと頼んだ。


何の疑いもなく、OKしてくれた部長。




そして、本社に帰る日がやって来た。







新幹線の中で、美空がどんな顔をするか想像しながら流れる景色を眺める。


美空は俺が本社に行くなんて全く知らないはず。



早く、美空の元へ行きたい。






数週間前、日帰りで数時間だけ本社に戻ることが一回あったが、今回は日帰りではなく、明日の朝一番で東北へ戻ることにした。


何故なら。



美空と一緒に過ごしたいから。