青のキセキ

頬に感じる熱、痛み。


体がガタガタと震えだす。



(謝らなきゃ...)



そう思いながら見上げると、そこには鋭い目つきでで私を睨む、冷酷な彼の顔があった。






「ご...ごめんなさ...」


必死で声を出そうとするが、恐怖で声にならない。



目の前にあった彼の足が、私の顔を蹴り上げる。




「きゃあ!!」




一瞬意識が飛んだ。