翌日から、佐山さんと二人で企画を練る。
修一さんのことは、なるべく考えないようにして仕事に打ち込むことにした。
野菜を使ったクッキー、玉子や小麦粉を使わず、お米を使った煎餅、大豆のスナック、果物を使ったゼリーなど、いくつか考えた。
小さいこどもにあげるなら、形も可愛い方がいいと思って、花の形や動物、乗り物の形にしてたり。
カフェのスイーツも、カロリーを抑えながら満足できるように試行錯誤を繰り返しながら試作品を作った。
佐山さんと私で案を出し合い、提案する企画を仕上げていく。
数日経っても、彼から会社に連絡も何もなく。
あの時感じた、何かよからぬことが起こりそうな予感は、ただの思い過ごしだったのだと思っていた。
彼と会ってから1か月後。
私たちは再び例の料亭を訪れていた。
彼に会うために......
