青のキセキ

食事を終え、タクシーで彼の部屋まで行った。

部屋に入るなり、彼は唇を重ねてきた。



拒もうとする私を壁に押し付け、なおも唇を貪る彼。


彼の舌が私の舌を追いかける。

逃げても逃げても、彼は追いかけてくる。


そして、私を捕まえて離さない。



彼がネクタイを緩めようとした瞬間、私は彼を押しのけた。



「やめて!」


このまま続けて赤ちゃんに何かあったら...と思うと、彼の行為を受け入れる事ができなかった。





でも、次の瞬間――――――――



バシッ!!!




という音と共に、私の体は床へ倒れこんだ。