青のキセキ




















月日が経つのは早いもので。



俺と美空の関係ももうすぐ2年になる。



これと言って生活に変化はないが、美空に対する気持ち日々は増してゆくばかりだ。気持ちに限界などないのだと、身をもって知った。




綾との関係は...。



用事がある時や誕生日などの記念日には一緒に過ごしてはいるが、週末に来ることは一ヶ月に一度、多くて二度になった。


相変わらずの性格で、「浮気は許さない」と豪語している。



結局、綾を抱くことなく、時間だけが過ぎていく。何故何も言わなくなったのか、未だに理由は分からないが、話を蒸し返すのも嫌だったので、綾には何も聞かなかった。




今でも美空との不安定な関係を何とかしたい気持ちはあるものの、綾の気性の激しさが障壁となって、それを阻んでいる。



美空が『翔』の手伝いを続けているため、土曜日に一緒に過ごすことは少なくなったが、俺自身、仕事も忙しくなって土曜日も出勤することが多くなったため、さほど不満もない。



翔に子供ができ、美空が手伝いを辞められなくなったのが本当の所だ。


辞められなくなったと言えば語弊があるが、産後間もない久香さんの代わりに、少しでも力になれたら...と美空自身が手伝いを続けることを望んだ。



一花ちゃんが産まれるまでに、翔と久香さんに色々と問題が生じたのだが、今ではそんなことがあったなんて信じられないほど、仲良し家族の翔たち。




産まれたばかりの一花ちゃんを見て、涙を流した翔。



翔が泣いた所なんて、初めて見た。




我が子の愛しさとは、どんなものなのか。


子どものいない俺には想像できない。





俺の心は複雑だった。