青のキセキ

「赤ちゃん?」


氷のように冷たい、彼の表情。


「間違いないのか?」

「近くの産婦人科で診てもらったから間違いないよ。今、2ヶ月だって」



眉間にしわをよせて、溜め息をつく彼。



「はぁ。ガキが出来るなんて予定外だよ。まさか、産むつもりじゃないよな?」



彼の言葉に、耳を疑う。