青のキセキ

レストランに着き、個室風の席に案内される。


彼がウェイターに注文するのを側で聞きながら、話をするタイミングを待った。





「私、赤ちゃんが出来たの」



飲み物を持ってきてくれたウェイターの姿が見えなくなるのを待って、私は思いきって彼に伝えた。




ワインを口に運んでいた彼の手が止まる。