青のキセキ

駐車場に着き、翔さんが助手席に座り、私は久香と並んで後部座席に乗る。


そして、課長のマンションまで車が走り出した。


森林公園を抜け、国道を走る。


初めて運転する課長の姿を見て、胸が高鳴った。


「課長、この車素敵ですね!すごくカッコいい」


素直な感想。


運転している課長もカッコいいけど、そんなこと言えやしない。


「そう言ってもらえて嬉しいよ」

ルームミラー越しに微笑む課長。







助手席の後ろに座った私は、運転している課長を見ながら心の中で呟く。



今日で課長を想うのは最後……。
今はあなたを見つめていてもいいですか?
今日だけでいいから。

『今日』が終わるまで、あなたを好きでいさせて──と。