美空の涙を見て、気が付けば、俺は美空を抱きしめていた。


俺の腕の中にいる美空。



お前の泣き顔を見るのは辛い。





顔を上げ、俺を見る美空の瞳。

澄んだ瞳から溢れる涙。





いつか見た夢を思い出す。





もう抑えられなかった。自分の気持ちを。

美空に触れたくて。美空が欲しくて。





俺から目を逸らさない美空の唇に、自分の唇を重ねた。


もう止まらない。再び美空の身体を抱きしめる。

美空の甘い香りが俺を酔わせる。



美空が吐息を漏らし、俺はもっと美空を欲しくなった。

舌を挿入し、美空の口内を嘗め尽くす。

美空の舌を捕らえ、絡めると、戸惑いながらも応えてくれる美空が愛しくてたまらなかった。


美空の甘い吐息と激しいキスの卑猥な音が響く部屋。

耳からの刺激が、尚一層、俺を興奮させる。




さらに美空の唇を求め続ける俺。