店を出てからの俺達は無言。


美空も俺も一言も話さず。



車が揺れるたび、俺の左肩や腕が美空に触れる。





タクシーが美空のマンションに着くまでの間、俺は美空に触れたい衝動を抑えるのに必死だった。