青のキセキ

クックッと、笑いを堪える課長。



「何食べたい?」

笑いを堪えた課長が、流し目で私に問う。


「え?」


「俺も昼飯食ってなくてさ。体調も大丈夫そうだし、今から食べにいくか」


髪を掻きあげながら、課長が言う。


「私のせい...ですよね。ごめんなさい」


申し訳なくて、課長に謝る私。




「お前、もっと図々しくなれ」


意味が分からず、課長を見る。



「お前、周りに気を遣いすぎ」

課長が私の方へ首を向ける。




自然と見詰め合う課長と私。