初恋草





《そう、おまじない!
かけるから、傷を見せて?》


《う、うん…》


そう言って、男の子はあたしに膝の傷を見せてくれた。



深くはないけど……



小さい子だったら泣いちゃうようなケガ。

あたしはバッグから消毒液とコットン、それと絆創膏を取り出した。



そしてあたしは、手際よく手当てをして、絆創膏の上から手をかざし、おまじないを言った。




《……痛いの痛いのとんでけー……。
…どう、まだ痛い?》


《…お姉ちゃんすごい!
もう全然痛くないよ!ありがとう!》


《どういたしまして》


泣き顔から一転、笑顔になった男の子。


可愛すぎる…!