「華純が…倒れたの…!」 俺はすぐ、女湯に向かった。 ガラッと扉を開けると、他の女子たちが事情を知っているからか男子が入ってきても何も言わなかった。 それどころか、泣きそうな顔をしている。 「…真島さんは?」 冷静に落ち着いて、女たちに話しかける。 俺は、他では王子キャラなんだ。 気をつけないと、ボロが出る。