初恋草




―純夜side―




女湯から華純たちの声が聞こえる。



他の男子も聞き耳をたてているようだ。



まぁ……覗きなんてできないからな。


俺も聞いていると、ひときわ大きな声が聞こえた。





「ええ!そうですとも!Eですよ!

それがなにか!?

…しょーがないじゃん!

太っちゃったんだもん!」



オイ。



お前は風呂でなにやって……。



あ!