でも、聞かないよ! だって、いつか話してくれるって信じてるもん! でもヤツに気を使わせるのは…なんだか癪だ。 あたしは、気を使わせないようにと話しかけることにした。 「…斎藤、あのさ――――」 と、言いかけたとき。 イタリア語で叫び声が聞こえた。 《キャーッ!!ひったくりよ! 誰か、その男をつかまえてー!!》 「え…っ!?」