そんなこんなで二年生の 春。遠足に行く途中の 電車で、私と藤咲くんは 隣になった。 もうこの頃には藤咲くんのことは怖くも何ともなかった。 藤咲くん、私、クラスメートの橋山くんの順に座っていた。 「春名さん、今日誰とお弁当食べるの?一緒に食べようよ!」 橋山くんが聞いた。 すると藤咲くんもすかさず言った。 「え〜僕と食べよう?」