輝き〜美亜side〜

校門で智輝にあった。


本当はすっごく会いたくなくて…でも私は智輝に言わなくちゃいけない事がある。
だから、呼び止めなくちゃ……。


『と、……智輝!』

勇気を振り絞って呼び止めた。

「ぇ?」

『智輝………話したい事があるから。
2時間目が終わったら屋上………来て?』

「ぁ、ぁあ。分かった。
直ぐ行くよ。」

智輝は何かを悟ったのかな?
一瞬戸惑った表情を見せた。






そして2時間目の授業後、
智輝にしっかりと伝えた。

“ごめんなさい”

と───…。




それなのに智輝は

「そっか………
最初から決まってたんだろ?知ってた……。
ダメって分かってて告ったから。」

そうだったの、智輝?
知ってて言ったの?
ゴメンね、智輝…。
でも、不安で不安で…。

「そんな顔するな?
これからもずっと友達。
それは変わりないだろ?」

こんな時でも智輝は笑顔を見せてくれるんだね。

私の心が楽になるのを感じた。
ほっとしたんだ。
不安がすーっと消えてく気がした。

智輝はやっぱり私の親友だよ?
大事な大事な親友。

私の事を一番よく思っててくれたかもしれない。

智輝は私の心まで読み取るの?

私の気持ちが最初から決まっていた事を知っていた。
私が不安になった事も分かった。
そしてその不安になった理由までも。