「はぁー。」
また私はため息をつく…。
そして心が締め付けられる。


「なぁーに、ため息ついてんの?♪」


「紗季…」
紗季は私の親友だ。


「また、アイツのこと考えてんのー?」


うっ…。図星だ…。
私はなにも言えなくなり無言になる…。

「もうさ、夕夏が終わらせたことだよ?なんでまだ祐のこと考えてんの?逆に辛くなんの夕夏だよ?」
紗季は私のことをよく考えてくれる。

「だってさ…」


そう。あれは1週間前のこと―