と、言うことで篠川さんに例の変な声が聞こえる現場(篠川さんの家)に直行した。

「ど……、どうだ薫?何か居るか?」

「……?雨宮さん?
何でそんなに遠くに居るんですか?」

早馬が篠川さんの肩に手を乗せ、
「サギリンはビビりなんだよ。」
と、言った。

そう、我ら《探偵クラブ》の部長
雨宮 狭霧は小生がドン引きするぐらいのビビりなのだ。

幽霊の単語が出てきただけで、奇声を上げるくらいだからな。

きっと昔に何かあったに違いないな。

小生も人のこと、言えないが。