「レン様!」 「レンくん! 危ないよ!」 「大丈夫。」 レンくんは笑って 私を安心させてくれようとしているのか? 「よっ!」 レンくんの投げた小刀は 銃を打ってくる車のタイヤに見事に刺さりドリフトして ガードレールにぶつかった。 「ダーツが趣味で。」 そういうと レンくんは窓を閉めて 何事もなかったような顔をして私に向かって微笑んだ。