私と彼とカレとワタシと








「この女…!」






男が拳銃を
私に向ける。
レンくんは
庇うように私を強く抱きしめた。






「レンくん離して…!」






このままじゃ…。








バンっ!







「っ…!」






私は目をつぶった。







「早く!
梨花!
レンくん!」







そこにいたのは…










「政康くん…!
空さん…!
内規くん…!」