確かに外は秋なのでかなり寒くなっていた。 昼は暑いが、夜は冷え込むな。 「月…。 キレイ。」 私は、政康くんに借りたジャケットを羽織りながら思う。 「私ももうそろそろ戻ろうかな…。」 私が部屋に戻ろうとした時だった。 「お久しぶりです。 このパーティーがあると聞きまして、日本に帰ってくる日程を早くしました。」