「好きなものは好き。 もし 内規くんにバチが当たるようなことがあれば 私も一緒に受けるから。」 内規くんは 私に近寄り抱きしめる。 「お前はアホか。」 内規は笑いながら言う。 「俺も好きやで。 梨花。」 桜の花びらが 私たちを祝福するように包み込む。 それは あの時と 同じようだった。