「俺と同じ目に会いたくなかったら
南場…。
死ね。」
「内規くん…!
駄目…!」
「内規様!」
私は目を瞑る。
バンッ!
「…。
南場を殺したらレンくんにうらみもたれるんやろな…。」
内規くんは
泣きながら言う。
「うらみって怖いでな。
人を変えさせるんやから。
俺を人殺しにさえも…。」
南場は
腕を抑えている。
内規くん
うったの…?
「親に借金作らせて
自殺させて
俺を孤独にさせて…。」
内規くんは泣きながら
銃を頭に向けた。
「俺の存在価値は
こいつを殺すためやったんやな…。」
「内規様!
なりません!」
ドロップさんが
走り出す。



