「南場は
俺を孤独に追いやったんや!
そんなやつの息子なんかろくなやつやない!
ちゃうか?!
俺は
あいつを見返してやるために
あの高校に入ってん!
今の大学に入ってん!
いつかあいつの会社にはいって
見返してやるために!」
内規くんの目は今までに見たことのないような冷たい目だった。
悲しみを含んだ。
「…。
殺してもいい。」
レンくんはつぶやく。
「レンくんだめ!」
「これで
内規くんの気持ちが晴れるなら…。」
「なりません!
内規様!」
内規くんが
静かにレンくんに近づいて銃を向けた。
「ごめんな。
レンくん。」



