廻神の理



このまま快楽に身を委ねていたいという気持ち。
その正反対のほうで理性が後処理をしなくてはと俺に話しかける。


確かに、昨日は楽しすぎて部屋をぐちゃぐちゃにしてしまった。
その後片付けも早めに済まさないといけない。


だが、その前に快楽に溺れボーっとする頭を切り替えようかな。
そのほうがいいに決まってる。


後片付けより先にシャワーを浴びよう。
しわくちゃになったシーツに手形を残し、床に下り立つ。少し振り向くとそこには美しい女性が寝ている。


俺は寝ている女性に微笑んだ。