廻神の理



朝が来るのは、これで何度目だろう。
皆はきっとこの朝を見飽きたように目だけで見てるのだろうが、俺には毎日新鮮な朝を感じる。


昨日の夜は楽しかった。
眠れなくなるまで興奮したのは久しぶりだった。


思い返して鳥肌が立つ。
まだ興奮冷めやらぬ心臓が忙しなく体全体に血を巡らせる。
そのせいもあり、体が火照り脳がポーっとする。


快楽に浸りながら迎えた朝は、もちろん昨日とは違う新鮮な空気を帯びている。