「たださ…、妬いてほしかったんだ。」 は……? 「な…に……それ。」 「おまえっ…超かわいいから、いつ離れていくか不安でっ…!」 ドサッと地面に座って稜はひざに頬杖をついて悔しそうにうつむいた。 かわいいっ…!? 12月のはずなのに、すごく身体が熱い。 「稜…は本当にわたしのこと…好きなの?」 久しぶりに声に出して稜の名前を呼んだ。