稜を睨む恋ちゃんの眼はすごい怖い。

恋ちゃんはもともと美人で、サバサバしてる。

恋ちゃんが怒ってる顔は綺麗な顔がよけいに怖さを目立たせる。




「大丈夫だよ、恋ちゃん!」

「え?何が大丈夫なの!?」

「だって、もう慣れたもん。」

「こんなこと慣れたって仕方ないでしょうが!!」


うっ・・・。

「…辛くなったら、いいなさいよ。」

「……うん」



「でも、恋ちゃん。」

「ん?」

「まだ、稜は女の子と話してるだけだから大丈夫。キスしたり、抱きしめたりしてないから…大丈夫だよ。…本当に。」

「…そっか。あんま、がんばりすぎんなよ。」

「うんっ!!」


本当に大丈夫なの。

今は…まだ。