「…どうしよ」 『分かった。』 稜は言ってくれた。 部屋の時計は、夜の11時を指す。 話って…稜は何を言おうとしてるの? 本当の想い……それは わたしのこと、まだ好きでいてくれるってこと? 「そんなわけないっ!!」 ダンッと机をたたく。 「…そんなわけないよ」 カチャ… 「麻琴??なに暴れてんのー…ってヒドイ顔っ!」 入ってきたのはお姉ちゃん。 「なーに、『稜』クン絡み??」 っ!! 「何で稜の名前知ってるの!?」 「やっぱそーなんだー!!」