申し訳なさそうに謝る咲桑。


「走ってくれたの?」


俺の意外な質問に驚いたのかおっきな目をパチパチさせている。


「ぇ、あ、うん。だって約束の時間すぎてたし」



「変なやつ…ははっ」



「な、なんで笑うの!?」


咲桑は変なやつだ。


小林先生が言っていた意味がわかる。


可愛い俺の生徒、第1号だな…