約束の7時30分。


来ねぇ…やっぱからかわれただけ?



「はぁ…」



「先生ー!!」



声のするほうを見ると、汗だくの咲桑がいた。


今は7時40分。


走ってくれたんだろうな…女子高生なのに、化粧とかくずれんのに。


「先生、ごめんね!電車遅れちゃって!」