「私、ちょうど用事あるからひとりで行くよ」
「あぁー…」
ぇ、どういうことだろ?
とりあえず離れたほうがいいよね。
「じゃぁ、そういうことで」
一方通行に話して、スタスタ歩いていく私。
視線を感じつつもあえて振り返らない。
怖いし…
コンコン
「失礼します。2年A組の咲桑です」
「あれ?ひとり?」
「はい」
久し振りのいっちゃん先生。
なんか、いっちゃん先生って呼びにくいなぁ…
「ん?」
いっちゃん先生の机に飾ってある子猫の写真。
「先生?これなに?飼い猫?」
ぁ!っと小さな声を漏らした先生。
少し顔をあかるめた先生に私は首を傾げる。

