あんな学校と言うのには訳がある。
その男子校に居る生徒は、大半が不良なのだ。
しかも、ウチの学校の生徒も嫌なめに多々合っていた。
そんな学校と合併したら何が起こるのか...
考えたくもない悪夢。



「まぁまぁ優落ち着いて」


「落ち着いていられる訳ないじゃない!!」


綾女の顔が急に真剣になった。


「じゃあ、優が寄付金を出してくれる?」


「え?」