あの時の言葉の意味は
まだ僕らには難しくて はっきりわかってはいなかったけど
嬉しかった
家族になってくれるっていってもらえて
単純に嬉しかった
空ちゃんがお兄ちゃんになってくれるといったあの日
あの日が僕らの新しいスタートだったのかもしれない
空ちゃんがいろんなとこへつれていってくれた
いろんなことを教えてくれた
空ちゃんのおかげでみんなと仲良くなれた
笑顔が増えた
『空 この子たち笑わせれたの!!』
『僕達無理だったのに』
そう空ちゃんに話しかけてきた男の子
その時初めて気づいた
怖がらせようとしてたんじゃない
みんな僕らを笑わせようと 笑顔にさせようと頑張ってくれてたんだって
誰かが泣いていたら他のみんなが笑顔にする
みんなで笑おう
ここは寂しさ辛さでいっぱいだとおもってた
けど違った
それ以上に
笑顔でいっぱいなんだ
ねぇ空ちゃん
僕らあの日の言葉は絶対忘れないよ
『あのね、前にパパがいってたんだ!!
1人じゃ寂しいから誰かといるんだよって
叶亜ちゃんには夢亜ちゃん
夢亜ちゃんには叶亜ちゃん がいる
同じようなお友達もいっぱいいるの
ここにいる子はみんな家族なんだって
だから甘えたり喧嘩したり 一緒に遊んだり笑ったりできるんだよ
1人が笑ったらみんなが笑うんだ
楽しい嬉しいって思う人がいっぱいいるのっ!!
だから普通の家族よりもね
楽しいことがいっぱいなの!!
叶亜ちゃん夢亜ちゃんもいっぱい笑って!!』
