「早川先輩っ!」
早川先輩の側に居られる理由が欲しくて水泳部のマネージャーになったのは、先月の事でした。
「麻衣ちゃん。おはよう」
そう言って爽やかに微笑む早川稜<ハヤカワリョウ>先輩は、部内の誰よりも早く入水している。
今日こそは早川先輩よりも早くに来て水温のチェックなどの準備をしていたかったのだが、またしても先を越されてしまった。
「おはようございます。朝練お疲れ様です!」
私は早川先輩に負けじと笑顔で挨拶を返した。
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