そんでもって隼人に
「一発芸したら許してやる。」
とか言われて、それを聞き付けた銀が
「おーおー、棗さんよー、俺は一発芸よりお前がその頭をピンク色に染め上げるのが見てみてーよ。俺とお揃いにしちゃうー?するするー?」
とか冷やかしてきて、
「ばっか、棗がそんなことするわけないだろ。銀ってホント馬鹿だよな。」
「なんだよ奏ちゃんも俺とお揃いの頭がいいのかよー?しょうがねぇなぁ、今回だけは特別だぞ?」
「そんなこと一言も言ってねぇだろ!お前の髪の毛、頭皮から剥がすぞ!!!」
「いや、待って、俺が悪かった、だからその手を離せ。な?いい子だからね、奏ちゃ………いででででで!!!」
「くっそ、なんでこのボス倒せねぇんだょ!」
みたいになればいいんだよ。そうだよ、うん。
どうやったら《SINE》の天井が壊れた話からそーなるんだよ。みたいな展開に頭悩ませればいいんだよ。だって棗は《SINE》のお母さんだもの。そうだもの。だから《SINE》にはお母さん棗が必要なん……………、待て。《SINE》?
チョット待て。私は重要なことに気が付いた気がする。あぁ、どうしよう。なんで今まで気付かなかったんだ。
若干青冷めているだろう顔を強張らせてゆっくりと、棗に視線を這わせる。
と、パチリと目が合った。
「――――ようこそ、《SINE》へ。歓迎いたします。」
そして棗は、にこやかに、笑った。

