天使の毛布




「ごめんなさいぃー、っく、ああああああんっ」



「なっちゃん、な、泣かないで!
泣かなくてもブランケットはちゃんといるよっ」



「うわああああああんっ!!」



それからしばらくは、決壊したダムはせき止められないようだったので、聖母の胸で暫く泣き喚き続けた。



声がかれて、やっと口がきけるようになるまでにずいぶんかかった。




「アリス姉がっ、ブランケット、捨てちゃったのかとおもっ、思って…っ」



「そんなことしないよ、なっちゃんの大切なお友達だもんね」



「ご、ごめ、ごめんなさいぃーっ」



「うん」



「アリス姉のこと嫌いじゃないよーっ、っく、ひっく」



「うん、大丈夫、わかってるから」




ごめんね、ともう一度謝って、彼女は泣き続ける天使の額にキスを落とした。