好きと嫌い



初めてのキス、好きな人にされて嬉しい筈なのに素直に喜べない。


「あれって遠回しに振られたって事だよね・・・」


直接振られた訳じゃないけどごめんって事はそういう事だよね・・・私じゃ遊びにもならねーぜっ事、だよね・・・自分で言ってて悲しくなってきたよ。


「っ・・・」


ならなんでキスしたの?ただの気まぐれ?私はソッと自分の唇を触る。



けれど私はますます伊能君が分からなくなってしまった。


「あ、学校・・・」


慌てて時計を見ると急がないと遅刻をしてしまう時間だった。私は急いで学校へと向かう。