一瞬だけど、レオの頬に、光る何かを見た気がした。 直後、レオは私に背中を向ける。 「だからオレは、こうして生きてる。」 レオの顔が、再び空を見上げる。 カンナが、いるからだろうか… そして… 「オレは、間違ってたのか…?」 消え入りそうな声で、レオは確かにそう言った。 気づくの、遅いよ… 「…間違ってたよ。」