「ゲホッ、ゴホッ、ゴホッ…!!」 し… 死ぬとこだった!!!!! 直前の直前に、ななは周りの酸素を一気に肺に送り込んだ。 「大丈夫か?」 倒れ込みそうになる自分の体を、蓮が力強く支えてくれる。 「おい、もうわかったろ。 こいつは…もうオレたちにはどうしようもできねえ」 「……」 やっと普段の呼吸を取り戻す。 そして蓮の言葉に、ななは悲しげに睫毛を伏せることしかできなかった。