いつか、あいつら全員を殺してやる。 オレをバカにしたやつらも、笑って黙って見ていたヤツも… 1人残らず。 幼いながらにして、そんなことをも考えるようになっていたレオに… 『オレたちの仲間に入るか』 初めて、族という名の組織に レオは誘われた。 中学一年生の頃だった。 「騎兎…族…」 『ああ。』 聞いたことのある、最強の族の名に、レオは言葉を失う。